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患者様へ

皆様より寄せられるお問い合わせにお答えいたします。

慢性蕁麻疹(じんましん)とは?

「じんま疹」とは、皮膚の一部が赤くなり(紅斑;こうはん)、盛り上がり(膨疹;ぼうしん)、しばらくすると跡形なく消えてしまう病気です。多くはかゆみを伴いますが、チクチクとした感じや焼けるような感じがあることもあります。個々の皮膚の症状は数十分から数時間以内に消えることほとんどですが、中には何日も体の各所に出没することもあります。出没する誘因がはっきりせず6週間以上症状が続く場合を「慢性じんま疹」と呼んでおり、日本人では約100人に1人がかかっているといわれています。

慢性じんま疹はどうやって治療するのですか?

慢性じんま疹の治療には、基本的には抗ヒスタミン薬を使います。しかし,約2~3割の患者さんは、抗ヒスタミン薬による治療では、かゆみや膨疹などのじんま疹の症状が持続し、十分な効果が得られないことがあります。このような状態を「治療抵抗性慢性じんま疹」といいます。

抗ヒスタミン薬とは?

かゆみを起こすヒスタミンという体内の物質を抑えるお薬です。じんま疹を治療する以外にも、鼻水などのアレルギー症状のお薬や、酔い止め薬、花粉症の治療薬、総合感冒薬(かぜ薬)などにも入っています。

この臨床試験では何を調べるのですか?

治療抵抗性の慢性じんま疹の治療としては、現在服用している抗ヒスタミン薬を2倍に増やす(増量)ことや、ほかの抗ヒスタミン薬に変える(切り替え)ことが推奨されています。しかし、抗ヒスタミン薬を増量したり、変更したりする治療が、どのくらい効果があるのか、また安全性はどうなのか、といったことがしっかりとした試験でほとんど検討されていません。そこで、今回、患者さんにご協力いただいて、効果と安全性を検討することとしました。

この臨床試験にはどのような患者さんが参加できるのですか?

この臨床試験に参加できる患者さんの主な条件は次のとおりです。なお、その他にも細かい条件がありますので、ご興味がありましたら、あなたの主治医の先生にご相談ください。

・20歳以上の患者さん

・抗ヒスタミン薬(通常量)で治療しても効果が十分でない慢性じんま疹の患者さん

・ある程度以上のじんま疹の症状が持続している患者さん

この臨床試験に参加したら何をするのですか?

臨床研究に参加されると、現在服用されている抗ヒスタミン薬を増量するか、眠気が出にくいと言われているビラスチンに切り替えるかが選択されますが、どちらになるかは医師やあなたが決めることはできません。どちらかに決まったら、その方法(増量か切り替え)で抗ヒスタミン薬を1週間飲んでいただきます。

その1週間の間にいくつかのアンケートを取らせていただきます。また、ご自宅で症状について記録していただきます。これらのアンケートやご自宅での記録は簡単なものですので、時間はかかりません。

答えたアンケート結果などはどうなるのですか?

この臨床試験には全国150人の患者さんが参加される予定です。アンケート結果などは、だれが答えたかが分からないように(匿名化)して集計されます。集計された結果は、医学会で発表されたり、論文にまとめられたりして、同じ症状で苦しんでいる患者さんの治療方針に役立てられます。