2019年6月より
『治療抵抗性慢性蕁麻疹』患者に対する抗ヒスタミン薬の
切り替えの臨床試験を実施しています。
特定臨床研究「ヒスタミンH1受容体拮抗薬治療抵抗性慢性蕁麻疹患者におけるビラスチンへの切り替え治療の有効性に関する多施設共同オープンラベルランダム化並行群間比較試験 (H1-SWITCH)」 研究代表医師 福永 淳
常用量のヒスタミンH1受容体拮抗薬に対して治療抵抗性を示す慢性蕁麻疹患者でヒスタミンH1受容体拮抗薬の倍量投与かビラスチンへの切り替えのどちらが有効かつ安全であるかを調べる目的の臨床試験です。
現在、臨床試験にご参加いただける患者さんを募集しております。 専門医師によるグループがおこなう医師主導臨床研究です。
臨床試験にご参加いただける場合には
臨床試験は全国の29施設で実施します。
- 申し訳ありませんが、患者さんにこの29実施施設のどこかに受診していただく必要があります。
- なお、本治験は慢性蕁麻疹で一定の症状のある患者さんが対象となります。(詳細は「臨床試験の内容」ページをご参照ください。)
札幌医科大
住所:北海道札幌市中央区南1条西16丁目291番地
東京女子医科大学病院
住所:東京都新宿区河田町8-1
藤田医科大ばんたね病院
住所:愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目6番10号
大阪医科大附属病院
住所:大阪府高槻市大学町2番7号
北燈会すみかわ皮膚科アレルギークリニック
住所:北海道札幌市中央区南1条西14丁目291−81
ウィステリア南1条ビル 2F
岩手医科大学医学部附属病院 内丸メディカルセンター
住所:岩手県盛岡市内丸19番1号
日本大学医学部附属板橋病院
住所: 東京都板橋区大谷口上町30-1
横浜市立大学附属病院
住所:神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
京都府立医科大学附属病院
住所:京都府京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465
大阪大学医学部附属病院
住所:大阪府吹田市山田丘2番15号
宝塚市立病院
住所:兵庫県宝塚市小浜4丁目5-1
神戸海星病院
住所:兵庫県神戸市灘区篠原北町3丁目11番15号
神戸大学医学部附属病院
住所:兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-2
神戸市立医療センター中央市民病院
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町2丁目1-1
神戸市立医療センター西市民病院
住所:兵庫県神戸市長田区一番町2丁目4番地
国立病院機構神戸医療センター
住所: 兵庫県神戸市須磨区西落合3丁目1-1
神戸市立西神戸医療センター
住所:兵庫県神戸市西区糀台5丁目7番地1
三田市民病院
住所:兵庫県三田市けやき台3丁目1番地1
高砂市民病院
住所:兵庫県高砂市荒井町紙町33番1号
兵庫県立淡路医療センター
住所:兵庫県洲本市塩屋1丁目1-137
和歌山県立医科大学附属病院
住所:和歌山県和歌山市紀三井寺811番地1
和歌浦中央病院
住所:和歌山県和歌山市塩屋6-2-70
広島大学病院
住所:広島県広島市南区霞1-2-3
島根大学医学部附属病院
住所:島根県出雲市塩冶町89-1
九州大学病院
住所:福岡県福岡市東区馬出3-1-1
飯塚市立病院
住所:福岡県飯塚市弁分633-1
長崎大学病院
住所:長崎県長崎市坂本1丁目7番1号
製鉄記念広畑病院
住所:兵庫県姫路市広畑区夢前町3丁目1番地
国立病院機構福岡病院
住所:福岡県福岡市南区屋形原4-39-1
神戸赤十字病院
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目3番1号
札幌医科大学附属病院 皮膚科
〒060-8543 北海道札幌市中央区南1条西16丁目291番地 Googleマップ TEL:011-611-2111(代表)北燈会すみかわ皮膚科アレルギークリニック 皮膚科・アレルギー科・小児皮膚科
〒080-8543 北海道札幌市中央区南1条西14丁目291−81ウィステリア南1条ビル 2F Googleマップ TEL:011-280-1122岩手医科大学医学部附属病院 内丸メディカルセンター
〒020-8505 岩手県盛岡市内丸19番1号 Googleマップ TEL:019-613-6111(代表)
東京女子医科大学病院 皮膚科
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 Googleマップ TEL:03-3353-8111(代表)日本大学医学部附属板橋病院 皮膚科
〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1 Googleマップ TEL:03-3972-8111(代表)
藤田医科大学ばんたね病院 総合アレルギー科
〒454-8509 愛知県名古屋市中川区尾頭橋三丁目6番10号 Googleマップ TEL:052-321-8171(代表)
京都府立医科大学附属病院 皮膚科
〒602-8566 京都府京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465 Googleマップ TEL:075-251-5111(代表)大阪大学医学部附属病院 皮膚科
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号 Googleマップ TEL:06-6879-5111(代表)大阪医科大学附属病院 皮膚科
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2番7号 Googleマップ TEL:072-683-1221(代表)宝塚市立病院 皮膚科
〒665-0827 兵庫県宝塚市小浜4丁目5-1 Googleマップ TEL:0797-87-1161(代表)神戸海星病院 皮膚科
〒657-0068 兵庫県神戸市灘区篠原北町3丁目11番15号 Googleマップ TEL:078-871-5201(代表)神戸大学医学部附属病院 皮膚科
〒650-0017 兵庫県神戸市中央区楠町7丁目5-2 Googleマップ TEL:078-382-5111(代表)神戸市立医療センター中央市民病院 皮膚科
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町2丁目1-1 Googleマップ TEL:078-302-4321(代表)神戸市立医療センター西市民病院 皮膚科
〒653-0013 兵庫県神戸市長田区一番町2丁目4番地 Googleマップ TEL:078-576-5251(代表)国立病院機構神戸医療センター 皮膚科
〒654-0155 兵庫県神戸市須磨区西落合3丁目1-1 Googleマップ TEL:078-791-0111(8:30〜17:15)(代表)078-791-6893 078-791-5633(休日・時間外)神戸市立西神戸医療センター 皮膚科
〒651-2273 兵庫県神戸市西区糀台5丁目7番地1 Googleマップ TEL:078-997-2200(代表)三田市民病院 皮膚科
〒669-1321 兵庫県三田市けやき台3丁目1番地1 Googleマップ TEL:079-565-8000(代表)高砂市民病院 皮膚科
〒676-8585 兵庫県高砂市荒井町紙町33番1号 Googleマップ TEL:079-442-3981(代表)兵庫県立淡路医療センター 皮膚科
〒656-0021 兵庫県洲本市塩屋1丁目1-137 Googleマップ TEL:0799-22-1200(代表)製鉄記念広畑病院 皮膚科
〒671-1122 兵庫県姫路市広畑区夢前町3丁目1番地 Googleマップ TEL:079-236-1038(代表)神戸赤十字病院
〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目3番1号 Googleマップ TEL:078-231-6006(代表)和歌山県立医科大学附属病院 皮膚科
〒641-8510 和歌山県和歌山市紀三井寺811番地1 Googleマップ TEL:073-447-2300(代表)073-441-0489(電話予約センター)和歌浦中央病院
〒641-0054 和歌山県和歌山市塩屋6-2-70 Googleマップ TEL:073-444-1600(代表)
広島大学病院 皮膚科
〒734-8551 広島県広島市南区霞1-2-3 Googleマップ TEL:082-257-5555(代表)島根大学医学部附属病院 皮膚科
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1 Googleマップ TEL:0853-23-2111(代表)
九州大学病院 皮膚科
〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1 Googleマップ TEL:092-641-1151(代表)092-642-5163(時間外受付)飯塚市立病院
〒820-0088 福岡県飯塚市弁分633-1 Googleマップ TEL:0948-22-2980(代表)国立病院機構福岡病院 アレルギー科・皮膚科
〒811-1394 福岡県福岡市南区屋形原4-39-1 Googleマップ TEL:092-565-5534(代表)長崎大学病院 皮膚科・アレルギー科
〒852-8501 長崎県長崎市坂本1丁目7番1号 Googleマップ TEL:095-819-7200(代表)
なぜこの臨床試験が必要なのか
蕁麻疹は、特定の刺激ないし負荷なく自発的に膨疹、つまり紅斑を伴う一過性で限局性の浮腫が発現する疾患であり、多くの場合はそう痒を併存します。そのうち、膨疹が6週間以上経過したものを慢性蕁麻疹と呼び、その有病率は全人口の約1%と報告されています。罹患平均年齢は40歳前後であり、その多くが生産年齢である青年期から壮年期の患者です。そのため、慢性蕁麻疹に対する治療薬は、QOLを損なわず労働生産性を向上させる治療が求められています。
現在、慢性蕁麻疹の治療には非鎮静性第2世代のヒスタミンH1受容体拮抗薬の使用が推奨されていますが、一定の割合で治療抵抗性である慢性蕁麻疹患者が存在することが知られています。治療抵抗性である場合、本邦の蕁麻疹診療ガイドラインにおいては他のヒスタミンH1受容体拮抗薬への変更または増量を推奨しています。しかしながら、その両者を直接比較した研究は皆無に近く、効果や副作用の程度・頻度の差は不明です。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬 ビラスチン
ヒスタミンH1受容体拮抗薬であるビラスチンは、蕁麻疹において即効性が期待できるだけでなく、自動車運転の注意喚起の記載がなく、副作用として眠気の少ない薬剤とされています。そこで、本臨床試験ではビラスチン以外の常用量のヒスタミンH1受容体拮抗薬に対して治療抵抗性の慢性蕁麻疹患者を対象とし、投与中のヒスタミンH1受容体拮抗薬を増量(倍量)する群とビラスチンへ切り替える群を比較検討することにより、同薬の有効性と安全性を評価することになりました。